泉鏡花の文学碑

Pocket

横須賀観光インフォメーション 📞046-822-8301
お問い合わせの際「エンジョイ三浦半島」を見たと伝えて頂くと幸いです。

「草迷宮」は泉鏡花が仮住まいのつもりであった逗子の執筆し、明治四十一年に出版された。
主人公・葉越明が、幼い時に亡き母から聞いた手鞠歌をもう一度聞いてみたいと、それだけを念願に豊前・小倉の故郷を出て諸国を訪ね歩いた末、ついに三浦郡秋谷の里、鶴谷の別宅で探り当てるという主題を軸にこの作品は描かれている。鶴谷邸のモデルは長屋門のある若命気と言われているが、フィクションも多い。
鏡花は、明治六年石川県金沢市に生まれ、本名は「鏡太郎」。
明治二十二年。尾崎紅葉の「二人比丘尼色懺悔」を読み感激。翌二十三年小説家となるために上京、一年の放浪生活の末、紅葉の玄関番として寄宿し門下生となる。
明治二十八年、「夜行巡査」や「外科室」を発表。ともに世評高く、観念小説群の一角を占めた;その文壇に与えた衝撃は大きく、鏡花の名は新進作家として知られるに至った。
明治三十三年に「高野聖」、三十五年には「女仙前記」を発表。小説界の第一人者となる。
九歳で母を亡くしたが、亡き母への憧憬は「照葉狂言」などに描かれている。また、処女作「冠弥左衛門」をはじめとして世に貧しい不遇の人たちを描いた作品を数多く発表した。
生涯三百有余の作品を世に送り、晩年には帝国芸術院会員。昭和十四年没。
代表作に「高野聖」、「春昼」、「春昼後刻」、「歌行燈」、戯曲「天守物語」などがある。

立石公園の夕日

基本情報
住所 神奈川県横須賀市秋谷3
TEL スカナビi 046-822-8301
料金 無料
駐車場 あり
アクセス 京急逗子・葉山、JR逗子駅より京急バス「立石」下車徒歩約0分

横須賀観光スポットへ戻る 史跡・記念碑へ戻る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です