大善寺の不動井戸

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この寺は、曹洞宗に属し、「金峯山不動院大善寺」と称します。天平元年(728)、諸国行脚中の僧行基が、この山に金峯蔵王権現と、自ら彫刻した不動明王を祭り、その別当として建てられたのが大善寺であると言われています。そのときおはらいをする水に困った行基が、杖で岩を打つと清水が湧きだしました。その場所が、このコンクリートで囲まれた井戸のあたりであると伝えられています。
康平6年(1063)、前9年の役の戦功により、三浦の地を与えられた平大夫為通は、三浦の姓をを名のり、この山のほぼ全域を城としました。それが衣笠城です。衣笠城は第7代泰村が、北条時頼との争いに破れ、一族500余人と鎌倉の法華堂で宝冶元年(1247)に討ち死にするまで約184年間、三浦一族の本城でした。
大善寺は、蔵王権現、不動堂は、衣笠城のなかにあって、三浦一族の学問や仏教信仰の中心的な役割を果たしました。とくに不動尊は、第2代為継が後3年の役に出陣したとき、戦場に現れ敵から射かける矢を打ち払って、為継を守ったと伝えられています。「矢取不動」の名称は、その伝説によります。
また、行基によって開かれた泉は、衣笠城の重要な生活用水でした。いつのころからか、「不動尊御手洗池」通称「不動池」と呼ばれるようになりました。
現在、蔵王権現社も不動尊も残っていませんが、不動明王像は大善寺に本尊として祭られています。今ある大善寺は、明治29年に全焼した本字を昭和10年に再建したものです。

右わきの坂を登ると大善寺です。

基本情報
住所 神奈川県横須賀市衣笠町29-1
TEL 046-851-1196
料金 無料
主な施設
駐車場 あり 
アクセス京急横須賀中央駅より京急バス「衣笠城址」下車徒歩約10分

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