延壽寺　寿福大黒天

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ここ寿福山延壽寺は、日蓮聖人第九老僧の一人、日範上人の開基で、延慶3年（1310）3月に建立されました。
日範上人は120余才の長寿を保たれて、元応2年7月22日、眠るがごとき大往生を遂げられました。現在は惜しくも枯れてはおりますが、上人お手植の松が境内に保存されています。
山号の寿福山円壽寺は、上人の長寿を寿ぎまして名づけられました。本尊釈尊、日蓮上人自作の開運鬼子母尊神を祀り、立正安国法華経弘通の道場として7百余年続く名刹です。
当寺の寿福大黒天は、日蓮上人の門日龍上人が一刀三札の儀をもってお刻みになったもので、甲子の日がご縁日で、富樹貴、長寿、特に豊かな生活が約束されるという、まことめでたい大黒天です。