清雲寺 せいうんじ

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京急北久里浜駅より京急バス「大矢部3丁目」下車徒歩約5分の所にある。
大冨山 清雲寺といい臨済宗円覚寺派のお寺です。
国指定重要文化財
木造観音菩薩坐像(1998年6月30日指定)
この観音菩薩坐像は、その形状形態から南宋時代に中国の江南地方で制作されたものと考えられます。材質は中国産の桜材とみられ、体部は像内に空間ができるように正面材と背面材を貼り合わせ、底板をはめる箱組式の構造です。頭部は一材であり、瞳はガラス様の玉が裏からはめられています。地髪、肩上の垂髪および胸飾は錬物が貼り付けられています。表面はかつて、漆塗りで全身が淡紅色の地色で被われ、衣部は顔料や金により文様が施されていたと思われますが、現在ではほとんど剥落しています。
この像は右ひざを立て左ひざを垂下させたくつろいだ姿勢、面長で鼻梁が細い顔立ちです。このような像は中国では、五代頃より盛んに作られました。それらは景物や付属品等により水月観音、楊柳観音等と呼ばれます。この像も、滝見観音と呼ばれ親しまれています。また、その作風の特色や技法などが京都泉湧寺の観音菩薩坐像(楊貴妃観音)と同一であり、両者の関係が彫刻上の興味に留まらず歴史的関係が想像されます。
この像がこの地にもたされたのは、その制作年代から三浦氏が領主であった時代で、三浦氏が滅亡した宝治元年(1247)以前と考えられます。13世紀後半から鎌倉を中心とする周辺で制作された像に、宋彫刻の影響が見られるのは、この像がもたらされた時代背景によるものと思われます。
この観音菩薩坐像は、東国に宋文化を伝え芽生えさせたことを語る代表的な作例の一つです。
神奈川県指定重要文化財 木造 毘沙門天や木造 地蔵菩薩坐像、
横須賀市指定史跡(1973年1月10日指)
伝三浦為継との一党の廟所
清雲寺の本堂裏には、もともと三浦氏二代為継の墓と伝える五輪塔があったが、昭和14年(1939)に円通寺の裏山のやぐら群から初代為通、三代義継の墓と伝える五輪塔を移転し、以来、三浦氏三代の墓として祀っている。
為通は関東平氏の流れをくみ、康平6年(1063)に源義家より三浦の地を賜り、衣笠城を築いた武将である。
なお、「石造板火 文永8年在銘」および三浦93駒墓と伝えられる石塔群も同時に移された。
横須賀市指定重要文化財
石造板碑 文永8年在銘
板碑とは石製塔姿のことで、この板碑はもともと円通寺裏山、三浦氏の墳墓と伝えられるやぐら群の最上部にあった。現在は右記の廟所の手前、切石を積んだ石室に収められてる。
埼玉県秩父産緑泥片岩製の武蔵型板碑で、現在地上高136.5cmを測る。

東国花の寺 百ヶ寺
秋の七草 第1番 女郎花の寺
大本山円覚寺百観音霊場第12番札所
三浦三十三観音 19番札所 滝見観世音菩薩
横須賀風物百選 三浦氏三代の墓
横須賀風物百選 清雲寺滝見観音像

大通りから少し離れた静かな所にあります。

基本情報
住所 横須賀市 大矢部 5-9-20
TEL 046-836-0216
営業時間  
料金 無料 
主な施設  
駐車場 なし  
アクセス 京急北久里浜駅より京急バス「大矢部3丁目」下車徒歩約5分
三浦三十三観音公式HP←詳しくは公式HPへ

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