白秋文学コース3 諸磯

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三浦市観光協会 📞046-888-0588
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この一帯は、人文、自然科学の資料として不思議と堅いものばかり残っています。諸磯式土器の出土・大地震による諸磯隆起海岸など。この堅い諸磯の風土に詩情に富んだ文学作品を遺したのは白秋でした。
歌集「雲母集」の姉妹篇三崎詩集「畑の祭」は白秋の詩風の一大転機を画した詩集であり、その素材となったのが、この辺りです。浜諸磯の神明社宮の祭礼を題材としたことで「畑の祭」は諸磯の詩といえます。その「畑の祭」は次の一文からはじまります。
上層に人形、下段にお囃子の一座を乗せた一台の山車は漁師と百姓とを兼ねた素朴な村人の手に曳かれてゆく。
先ずその山車は鎌倉街道から横にそれて、一小岬の突鼻のこの道が祭に山車を曳、神明社へと至る祭道です。白秋はその祭りのお囃子として、長篇の詩を作りました。

「やれやあ引、さの、せえい、せえい、
せええい、三浦三崎は女の夜業、
男後生寝てまちる、ようい、ようい、
よやさのせえい
ええ、そりゃ、なあ、秋がきたぞよ、
三崎諸磯の段々畑から百舌が出た出で、
えええ、や、ほろほろにや、や、ほろほ(以下省)」
と三十六行に及び、畑の作物や、動物まで祭人の心を通わせる祭の気分を盛り上げるように、描写しています。

三崎方面

浜諸磯方面

基本情報
 所在地 神奈川県三浦市三崎町1237
  TEL 三浦市観光協会 046-888-0588
駐車場 なし 
 拝観料 無料(見学自由) 
アクセス 京急三崎口駅から京急バス「白須」下車徒歩約0分

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